民泊のカントリーリスク

FPCF

2020年03月10日 18:15



インバウンド観光経済が大変なことになってます!

香港情勢の悪化や日韓の関係悪化、そして中国のコロナウイルス!

次々の問題勃発で民泊のオーナーさん大変です!

沖縄の入域観光客(令和元年)を国別にみてみると

1位台湾32%939700人

2位中国本土25.7%754200人

3位韓国12.9%380700人

4位香港8.7%256800人となってます。

この4か国で約8割を占めています。

韓国は31.5%前年比で減りました。

このうち韓国香港中国の3か国で47.3%です。

この3か国が振るわないと半数近くのインバウンド市場に

影響がでるということです


オーナーさんの生の声でも

「韓国人観光客が減って予約が激減している」

という悲鳴が聞こえてきています。入域観光客は右肩上がりなのに・・・・

どこに問題があるのでしょうか?


民泊は海外で普及しているため

どうしても外国人をターゲットにすることが多いという特徴があります。

しかし特定の国に偏っていると

その国の国情が変化すると大きな影響を受けてしまいます。

これを機会にターゲットの分散化が必要かもしれません。


訪日外国人で民泊を利用するという人の割合を国別にみると

意外な結果が出ました

1位シンガポール39.5%

そしてフランス、インドネシア、カナダ、オーストラリア

が27%から35%という結果のようです。

この層にアピールできるといいかもしれません。


通常は部屋の使用マニュアルは日本語、英語、中国語、韓国語

で書いてあるかと思いますが

フランス語やインドネシア語を入れてみるなど

特にインドネシアはイスラム圏なので

戒律で食べてはいけないものがあったりします。


そのため自分たちで調理したがる人も多く

キッチンの充実した民泊は人気があるようですね

イスラムの戒律で許されている食材ハラールに対応した

調味料などがあるといいかもしれません(味〇素が騒がれたこともありました)

それでも絶対数が多いわけではないので

どちらかというと

ニッチを狙った隙間産業的なやり方になります。

もっと知っておいた方が良いのは入域観光客数ですが

沖縄へやってきた外国人は293万人で約300万人もいて

韓国の観光客が減ったとはいえ全体では増えています。

ということは

ライバルが増えたのかも

2017年末   46068室

2018年末   49560室 +3492室

2019年8月  53469室 +3909室

2019年は

1年をまたずに2018年の増加数を更新しています


年末時点では6000室近く増えたと推測されています。

だとすると55560室になります。2017年から20.6%増えています。

対して入域観光客数は2017年9,579,900人から

019年が10,163,900人で約6.1%の増加。

民泊の部屋数の増加率が3.3倍もあります。

一室あたりの客数を出してみると

2017年207人

2019年183人 

-24人民泊のはやりだした2017年から比べると

競争と工夫のステージに入っていることがわかります


沖縄の観光客は1000万人の内外国人は293万人でした

ということは

国内の観光客は700万人以上


日本人が利用しやすい環境をめざすと市場が一気に広がりそうです。

これからはAirbnb一辺倒ではなく

じゃらんや楽天など国内のお客様に目を向けることも

リスクヘッジになるかもしれません。

運営代行会社の中には

複数のサイトを利用しているところもあるので

そういう業者を選ぶのもいいでしょう。


まとめ

インバウンドは大きな魅力がありますが偏ってしまうと

カントリーリスクが大きくなります。

国内観光客を含めまんべんなく来てもらう工夫がリスクヘッジにつながります。

新しい情報に接して創意工夫することが大切です。



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